健康の知識と意識が要求され、自分を守る時代で、健康とは心身ともに健康であること。

老化現象

老化現象

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加齢と伴なう、精神的・肉体的変化をいい、避けることはできません。

ストレス耐性の低下、恒常性維持機能の低下、防御機能の低下、回復力の低下、適応力の低下などが現われ、しかし、老化には個人差があり、外見的にも50歳を過ぎたころより、加齢により若く見えたり、その逆だったりしてきます。

皮膚・結合織では、真皮の薄化、コラーゲン量の減少、皮膚組織の萎縮が生じ、女性の方が男性より真皮が薄いため、女性の顔の皮膚にしわが現われやすくなります。

骨格では、骨量が減少し骨密度が低下し、骨も折れやすくなり、女性は閉経後急速に骨粗鬆症が進行します。

軟骨は硬化して脆くなり、腱やじん帯の硬化、軟骨の薄化、滑膜の弾力性低下などが生じ、関節炎を起こしやすくなります。

筋組織では、運動量の減少、低栄養、神経疾患などで、筋の萎縮、筋力低下が生じます。

心血管系では、心臓は左室壁の肥大以外、大きな変化はなく、安静時の心拍出量にはあまり変化はなく、運動負荷にて最大心拍数の低下をきたし、最大運動耐容能の低下が生じ、大きな変化は、冠状動脈の動脈硬化です。

高齢に伴なう生体の変化

呼吸器系

肺の弾性低下、肺胞数の減少により、努力肺活量の低下、一秒量の低下、残気量の増加、PaO2の低下などが生じます。

消化器系

消化管蠕動運動の低下、腸管壁の脆弱化、腺分泌の減少、腸からのカルシウムの吸収の低下、逆流性食道炎などが生じます。

糸球体の喪失、腎血流量の低下、糸球体ろ過率の低下などが生じますが、予備能力があるため、健常状態では水―電解質バランスは維持されます。

内分泌系

成長ホルモン、甲状腺ホルモンの分泌が低下し、副腎ホルモン、心房性ナトリウム利尿ペプチドは不変かまたは増加します。

神経系

大脳の萎縮が認められ、神経細胞・神経線維数の減少、リポフスチンの増加、神経伝達物質の活性低下、脳血流の部分的低下、脳代謝の低下が生じます。

感覚系

透過性の低下による視力低下、言語聴力・臭覚低下、味覚は変化しないとされます。

免疫系

胸腺は萎縮し、ヘルパーTリンパ球の割合減少。

自己免疫疾患の増加や感染防御能の低下。

泌尿生殖系

女性は50歳前後で閉経し、男性では精子の減少、前立腺肥大が生じます。

逆流性食道炎とは

胃から食道への胃酸・消化液の逆流により生じる逆流症状、それに伴なう合併症により健康な生活が障害されている状態をいい、これらの症状のため生活の質(quality of lite:QOL)が損なわれることが多く、未治療の胃食道逆流症は軽症の心不全や狭心症よりもQOLが低いとされ、日本人には比較的少ないといわれてきましたが、最近20年間では増加傾向にあります。

胃食道逆流症の発生の主要な機序は、食道粘膜への胃酸・消化液の逆流で、要因は食道下部括約筋の一過性の弛緩と食道裂孔ヘルニアの存在のためとされています。

自覚症状は、胸やけ、舌酸(ゲップ)のような逆流症状があり、他には、咳・喘息・声がかすれる。

原因不明の慢性的な胸痛といった多様な症状を呈することがあります。

胃食道逆流の診断法は、内視鏡検査(胃カメラ)があり、胃との境界付近の食道粘膜に、びらんや胃潰瘍が認められることにより逆流性食道炎と診断されます。

治療は、生活習慣の改善と内服薬。

食生活では、逆流関連症状を誘発しやすい脂肪、アルコールを控え、一度にたくさん食べない、寝る前に食べないこと。

加齢は、胃食道逆流症の誘因となり、症状を自覚した場合は、消化器内科を受診し、内視鏡検査や問診を受け、診断・治療を受けることが重要です。

虚血性心疾患

虚血性心疾患とは、心臓の病気です。

普段心臓が動いていることを意識していませんが、心臓は1分間に約70回、1回あたり約60ccの血液を全身に圧しだしている筋肉の塊のポンプです。

休みなく働き、エネルギーがたくさん必要です。

そのエネルギーは心臓自身に流れる血液からの酸素によって生み出されます。

この血液は心臓の表面にある、冠動脈という血管によって供給され、冠動脈は大動脈が心臓から出たすぐのところから枝分かれし、その太さはもっとも太いところで4mmぐらい。

一般に虚血性心疾患という場合は、冠動脈に問題があっても心臓に血流不足が起こる状態をいいます。

冠動脈が狭くなって一時的に酸素不足が生じる場合と、冠動脈が詰まって血液の流れが途絶してしまう場合があります。

酸素不足によって心臓の筋肉が一部死んでしまうことを、壊死といいこれを心筋梗塞症、心筋にダメージを残さずに回復する場合が、狭心症です。

虚血性心疾患とは、狭心症と心筋梗塞症ということになります。

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